電波申請ナビ

アマチュア無線の免許更新にかかる費用一覧

この記事でわかること

アマチュア無線局の免許更新(再免許)には、申請手数料のほかに電波利用料や場合によっては免許事項証明書の請求費用がかかります。さらに2025年10月の手数料改定で金額が変わりました。

この記事では、再免許にかかる全ての費用を一覧表で整理し、電子申請と書面申請の比較、行政書士に代行した場合の総額、複数局の同時更新でお得になるケースまでまとめて解説します。

再免許申請とは

アマチュア無線局の免許は5年間の有効期間があり、引き続き運用するには再免許申請(更新手続き)が必要です。

免許の有効期間は、免許の日から起算して五年を超えない範囲内において総務省令で定める。

― 電波法 第13条第1項

申請可能期間は有効期間満了日の1年前から1ヶ月前までです。再免許の手続き全体については「アマチュア無線の再免許申請|期限切れ前にやるべきこと」で詳しく解説しています。

必要な資格・条件

再免許申請を行うには以下が必要です。

  • 有効期間内のアマチュア無線局免許
  • 無線従事者免許証(アマチュア無線技士の資格)
  • 手数料の支払い手段(電子納付またはペイジー対応金融機関)

費用一覧(2025年10月改定後)

再免許申請の手数料

再免許申請の手数料は、申請方法によって異なります。

申請方法 手数料 備考
電子申請(電子申請Lite) 1,950円 おすすめ
書面申請(紙で郵送) 3,050円 電子申請より1,100円高い

電子申請を選ぶだけで1,100円の節約になります。

電波利用料

アマチュア無線局を保有している限り、毎年の電波利用料が請求されます。再免許とは別の支払いですが、更新に伴うランニングコストとして把握しておく必要があります。

項目 金額 備考
アマチュア局の電波利用料(年額) 300円 毎年請求される

電波利用料の詳細は「アマチュア無線の電波利用料|年額と支払い方法」をご覧ください。

免許事項証明書の請求費用

免許情報の確認や証明が必要な場合、免許事項証明書を請求できます。再免許申請に必須ではありませんが、免許内容の確認に利用する方もいます。

項目 費用
免許事項証明書の請求(電子申請) 300円
免許事項証明書の請求(書面) 500円

2025年10月のデジタル免許状導入により、従来の紙の免許状は廃止されました。免許内容の確認は総務省のシステムで電子的に行えるため、証明書の請求が必要になるケースは減少しています。

費用の総まとめ

再免許1回にかかる費用の全体像を整理します。

項目 電子申請 書面申請
再免許申請手数料 1,950円 3,050円
電波利用料(年額) 300円 300円
免許事項証明書(任意) 300円 500円
郵送料(書面の場合) 約110円〜
再免許の総額(証明書なし) 1,950円 約3,160円〜
再免許の総額(証明書あり) 2,250円 約3,660円〜

申請の手順

Step 1: 電子申請Liteにログイン

総務省 電子申請・届出システムLite(https://www.denpa.soumu.go.jp/public2/)にアクセスし、ログインします。

Step 2: 再免許申請を選択

メニューから「再免許申請」を選択し、対象の無線局を確認します。

Step 3: 申請内容を確認

現在の免許内容(設備、設置場所等)を確認します。変更がなければそのまま進めます。

Step 4: 手数料を納付

電子納付で手数料1,950円を支払います。インターネットバンキングやペイジーに対応しています。

Step 5: 申請を送信して完了

内容を最終確認し、送信します。審査完了後、デジタル免許状が交付されます。

費用・手数料

2025年10月の手数料改定

2025年10月に無線局関連の手数料が改定されました。再免許申請に関する改定前後の比較は以下のとおりです。

項目 改定前 改定後(2025年10月〜)
再免許申請(電子) 1,950円 1,950円(据え置き)
再免許申請(書面) 3,050円 3,050円(据え置き)
開局申請(電子) 2,900円 2,900円(据え置き)
変更申請(電子) 1,150円 1,150円(据え置き)

アマチュア局の再免許手数料は2025年10月の改定では据え置きとなりました。ただし、一部の無線局種別では手数料が変更されているため、他の無線局を運用している方は最新の料金を確認してください。

手数料改定の全体像は「無線局申請手数料の改定(2025年10月)|新旧比較表」をご覧ください。

電子申請と書面申請の違い

項目 電子申請(Lite) 書面申請
手数料 1,950円 3,050円
処理期間 約1〜3週間 約3〜6週間
24時間対応 可能 不可(郵便に依存)
申請状況の確認 Web上で可能 問い合わせが必要
郵送料 不要 約110円〜
5年間のコスト差 電子申請のほうが1,100円以上安い

費用・速度・利便性の全てで電子申請が優れています。電子申請の操作方法は「アマチュア無線の電子申請の使い方|Lite・総務省の違い」で解説しています。

行政書士に代行した場合の総額

再免許申請の手続きを行政書士に代行依頼することも可能です。

項目 金額
行政書士の報酬(相場) 5,000円〜18,000円
再免許申請手数料(電子申請) 1,950円
代行依頼時の総額 約6,950円〜19,950円

自分で電子申請すれば1,950円で済む手続きを代行に出すと、最低でも約5,000円の報酬が加算されます。電子申請の操作は比較的簡単なため、まずは自分での申請を検討してみてください。

行政書士への代行が適しているケース:

  • 電子申請の操作がどうしても難しい
  • 複数局をまとめて更新したい方(複数局の一括処理を代行してもらえる)
  • 変更申請も同時に必要で手続きが複雑になる方
  • 期限が迫っていて確実に完了させたい

複数局の同時更新

アマチュア無線局を複数局保有している場合(常置場所の局+移動する局など)、同時に再免許申請を行うと手続きが効率的です。

局数 手数料合計(電子申請) 1局あたり
1局 1,950円 1,950円
2局 3,900円 1,950円
3局 5,850円 1,950円

手数料自体の割引はありませんが、同時に申請することで手間を削減できます。行政書士に代行を依頼する場合は、複数局をまとめることで報酬が割安になる事務所もあります。

有効期限がずれている場合

複数局の有効期限がずれている場合、同時に再免許申請ができないことがあります。その場合は、次回の更新時に有効期限を揃えるために時期を調整する方法もあります。

よくある質問

Q. 再免許は無料でできない?

無料ではできません。電子申請でも最低1,950円の手数料がかかります。これは国が定めた法定手数料であり、割引や免除の制度はありません。

Q. 電波利用料を滞納していると再免許できない?

再免許申請自体は可能です。ただし、滞納分の支払いを求められることがあります。電波利用料の未納が長期化すると督促や延滞金が発生するため、毎年の支払いを確実に行ってください。

Q. クレジットカードで支払える?

電子申請の場合、電子納付(インターネットバンキング、ペイジー等)で支払います。クレジットカード払いには対応していない場合があります。具体的な支払い方法は電子申請Liteの画面で確認してください。

Q. 再免許せずに廃止するとどうなる?

再免許せずに有効期限が過ぎると免許は自動的に失効します。失効後も廃止届を出さない場合は電波利用料の請求が続く可能性があるため、運用しない場合は廃止届を提出してください。廃止届の手順は「アマチュア無線の廃止届|局をたたむ時の手続き」をご覧ください。

Q. 5年間の維持費は合計いくら?

5年間のランニングコストは以下のとおりです。

項目 5年間の費用
電波利用料(300円×5年) 1,500円
再免許申請手数料(電子申請) 1,950円
5年間の合計 3,450円

アマチュア無線は維持費が非常に安い趣味です。

まとめ

アマチュア無線の免許更新にかかる費用は、電子申請なら1,950円と非常にリーズナブルです。

  • 再免許手数料: 電子申請1,950円、書面3,050円
  • 電波利用料: 年額300円(再免許とは別に毎年請求)
  • 行政書士代行: 報酬5,000円〜18,000円+申請手数料
  • 2025年10月の手数料改定では据え置き
  • 5年間の維持費は合計約3,450円

再免許の手続き全体は「アマチュア無線の再免許申請|期限切れ前にやるべきこと」をご覧ください。

この記事をシェア

関連記事