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ドローン機体登録のよくある間違い10選

この記事でわかること

ドローンの機体登録はDIPS2.0からオンラインで行えますが、入力ミスや手続き上の勘違いによって申請がやり直しになったり、登録後にトラブルが発生するケースが少なくありません。

この記事では、機体登録でよくある間違いを10個に厳選し、それぞれの原因と対処法を解説します。これから登録を行う方は事前にチェックしておいてください。

機体登録の基本的な手順についてはドローン機体登録のやり方の記事で詳しく解説しています。

間違い1:製造番号の入力ミス

最も多い間違いが製造番号(シリアルナンバー)の入力ミスです。製造番号はアルファベットと数字の組み合わせで構成されており、以下のような誤りが発生しやすくなっています。

  • 数字の「0」(ゼロ)とアルファベットの「O」(オー)の取り違え
  • 数字の「1」(イチ)とアルファベットの「I」(アイ)または「l」(エル)の取り違え
  • 半角と全角の混在
  • スペースの有無の違い

製造番号は機体本体に印字されている場合、バッテリーコンパートメント内に記載されている場合、メーカーのアプリで確認できる場合があります。複数の方法で確認してから入力することをおすすめします。

間違い2:機体の重量を誤って入力する

機体の重量は機体本体とバッテリーの合計で計算します。よくある間違いは以下のとおりです。

  • バッテリーの重量を含めていない: カタログ記載の「機体重量」にバッテリーが含まれていない場合がある
  • プロペラガードの重量を含めてしまう: 取り外し可能な付属品は重量に含めない
  • カタログ値と実測値の差異: 製造ロットによって微差が生じることがある

特に100gギリギリの機体の場合、重量の計算を誤ると登録の要否自体に影響するため注意が必要です。

間違い3:本人確認書類の不備

本人確認の方法によって、手続きの流れや手数料が異なります。よくある間違いは以下のとおりです。

  • マイナンバーカードの暗証番号を忘れている: ICチップの読み取りに暗証番号が必要
  • 運転免許証のICチップが読み取れない: 古い免許証やカードリーダーの不具合
  • 住所変更が反映されていない: 身分証の住所と現住所が異なる場合、登録が進められない

本人確認はマイナンバーカードが最もスムーズかつ手数料も最安です。事前に暗証番号を確認しておきましょう。

間違い4:所有者と使用者を混同する

機体登録では所有者使用者の情報をそれぞれ入力します。この2つの違いを理解していないと、以下のような間違いが発生します。

  • 法人所有なのに個人として登録: 会社で購入した機体は法人が所有者になる
  • 使用者を登録し忘れる: 所有者と使用者が異なる場合、使用者の情報も必要
  • 所有者と使用者が同一の場合に二重入力してしまう: 同一人物の場合はその旨を選択する

法人名義で登録する場合は、法人の登記情報が必要になるため事前に準備しておきましょう。

間違い5:リモートIDの設定を忘れる

機体登録が完了して登録記号が付与された後、リモートIDへの登録記号の書き込みを忘れるケースがあります。

機体登録とリモートIDの設定は別の手続きです。登録記号を取得しただけではリモートIDは発信されません。必ず以下の作業を行ってください。

  • 内蔵型の場合:メーカーのアプリで登録記号を設定する
  • 外付け型の場合:対応アプリでモジュールに登録記号を書き込む

リモートIDが正しく発信されていない状態で飛行すると法令違反になります。

間違い6:登録記号の表示を怠る

機体登録が完了したら、機体に登録記号を表示する義務があります。しかし、表示を忘れたまま飛行してしまうケースがあります。

登録記号の表示ルールは以下のとおりです。

  • 文字の高さ:25kg未満の機体は3mm以上、25kg以上の機体は25mm以上
  • 表示場所:外部から容易に確認できる場所
  • 耐久性:容易に消えない方法で表示する

間違い7:型式名の選択を誤る

DIPS2.0には主要メーカーの機体が型式一覧として登録されています。この一覧から選択する際、以下のような間違いが起こります。

  • 類似した型式名を選んでしまう: 例えば「DJI Mini 3」と「DJI Mini 3 Pro」を間違える
  • 海外版と国内版を混同する: 同じ機体でも国内版と海外版で型式名が異なる場合がある
  • 型式一覧にない機体なのに類似の型式を選んでしまう: 一覧にない場合は「その他」を選択して手動入力する

型式名を誤ると、機体認証や飛行許可申請の際に不整合が生じるため、正確に選択してください。

間違い8:手数料の納付方法を間違える

DIPS2.0での機体登録手数料の納付はクレジットカード、Pay-easy(インターネットバンキング)、ATMのいずれかで行います。よくある間違いは以下のとおりです。

  • 納付期限を過ぎてしまう: 申請後に納付を忘れると申請が無効になる
  • 納付額を間違える: 本人確認方法によって手数料が異なる
  • 法人の場合に個人のクレジットカードで支払う: 経理上の処理に注意

手数料は申請後速やかに納付することが重要です。

間違い9:複数の機体を一括登録する際の混同

複数のドローンを所有している場合、一括で登録申請を行うことができます。しかし、以下のような間違いが発生することがあります。

  • 機体Aの製造番号を機体Bの欄に入力してしまう
  • 登録記号を取得した後、どの記号がどの機体か分からなくなる
  • リモートIDの設定で別の機体の登録記号を書き込んでしまう

複数機体を登録する際は、機体ごとに製造番号と登録記号の対応表を作成しておくことをおすすめします。

間違い10:登録完了後の届出義務を知らない

機体登録が完了した後も、以下の変更が生じた場合は届出が必要です。この義務を知らずに放置しているケースがあります。

  • 所有者の住所変更
  • 所有者の氏名変更(結婚等)
  • 使用者の変更
  • 機体の改造(重量の変更を伴う改造等)
  • 機体の譲渡・廃棄

届出を怠った場合、登録情報と実態が乖離し、事故発生時の対応に支障をきたすおそれがあります。

DIPS2.0でのエラーへの対処法については機体登録のエラー対処法の記事もあわせてご確認ください。

まとめ

ドローン機体登録でよくある間違い10選を解説しました。

  • 製造番号の入力ミスは最も多い間違い。複数の方法で確認する
  • 重量の計算はバッテリーを含み、取り外し可能な付属品は含まない
  • 本人確認はマイナンバーカードがスムーズで手数料も最安
  • 所有者と使用者の違いを正しく理解して入力する
  • リモートIDの設定登録記号の表示は登録完了後の必須作業
  • 登録後の変更届出義務も忘れずに対応する

事前にこれらの注意点を把握しておくことで、スムーズに機体登録を完了できます。不安がある場合は行政書士への相談もご検討ください。

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