目次
この記事でわかること
手元の無線機器に技適マークや番号が記載されているか確認したい、または総務省のデータベースで番号を検索したいという方向けに、技適番号の検索方法と、番号が見つからない場合の対処法を解説します。
技適番号とは
技術基準適合証明番号
技適番号(技術基準適合証明番号)は、電波法または電気通信事業法に基づく技術基準適合証明または工事設計認証を受けた無線設備に付与される番号です。
技術基準適合証明を受けた無線設備には、当該証明を受けた旨の表示を付すことができる。
― 電波法 第38条の7(要旨)
技適マークが付いている製品は、日本の技術基準を満たしていることが証明されており、免許不要局に該当する場合は申請なしで使用可能です。
技適番号の構成
技術基準適合証明番号は一般的に「証明機関コード + 機種番号」で構成されています。例として「001-XXXXXXX」のような形式です。工事設計認証番号は別途異なる形式になります。
技適の制度の詳細は「技適マークとは?確認方法と技適なし機器の扱い」をご覧ください。
技適番号の調べ方
方法1: 製品の本体・パッケージを確認する
最も基本的な確認方法です。
| 確認場所 | 内容 |
|---|---|
| 製品本体の裏面・底面 | 技適マーク(R)と番号が刻印またはシールで表示 |
| 外箱・パッケージ | 技適マークと証明番号が記載 |
| 製品の設定画面 | スマートフォン等は設定 → 端末情報に表示される場合あり |
| 同梱の取扱説明書 | 認証番号一覧が記載されていることがある |
方法2: 総務省の技適検索システムで検索する
総務省は技術基準適合証明等のデータベースを公開しており、インターネット上で検索できます。
総務省 技術基準適合証明等のデータベース(電波利用ホームページ内)
検索手順
Step 1: 検索ページへアクセス
総務省電波利用ホームページ(https://www.tele.soumu.go.jp/)にアクセスし、「技術基準適合証明等のデータベース」から検索ページに移動します。
Step 2: 検索条件を入力
検索には以下の項目を入力できます。
| 検索項目 | 入力内容 | 活用場面 |
|---|---|---|
| 証明番号 | 本体に記載されている番号 | 番号がわかっている場合 |
| 申請者(メーカー名) | メーカー名を入力 | メーカー名がわかっている場合 |
| 機種名・型式 | 製品型番 | 型番がわかっている場合 |
| 証明機関 | 証明を行った機関名 | 機関を絞りたい場合 |
Step 3: 検索結果を確認
検索結果には、証明番号、申請者名、機種名、証明機関、証明年月日などが表示されます。
Step 4: 詳細情報を確認
検索結果の詳細を確認すると、技術基準適合証明書の内容や対象の電波の型式・周波数等が確認できます。
番号が見つからない場合の対処
ケース1: 本体に技適マークが見当たらない
確認事項:
- 製品の全面(前面・背面・底面・側面)を丁寧に確認する
- ラベルが剥がれていないか確認する
- スマートフォン・タブレットの場合は設定 → 端末情報(または法的情報)を確認する
一部の製品では、本体への物理的な表示に代えて電子的な表示(設定画面内)で技適情報を表示することが認められています。
ケース2: 総務省データベースで番号が見つからない
考えられる原因と対処法を整理します。
| 原因 | 対処法 |
|---|---|
| 番号の入力ミス | 本体の番号を再度慎重に入力する(0とOの混同等に注意) |
| 古い機器でデータが未登録 | データベースの掲載時期は製品によって異なる。メーカーに直接確認する |
| 海外製品で日本の技適未取得 | 技適なしの可能性がある。使用前に確認が必要 |
| 登録時期の相違 | 証明を受けた日付によってはデータベースに反映されていない場合がある |
ケース3: 技適なし機器であることが判明した
技適マークがなく、データベースにも登録がない機器の場合、技術基準適合証明を受けていない機器である可能性があります。
このような機器を日本で使用することは、原則として電波法違反になる可能性があります。
例外1: 微弱無線(電波法第4条第1号)
発射する電波が著しく微弱な無線局には免許・技適が不要です。ただし、「微弱」の基準は総務省が定めており、一般の消費者が判断するのは困難です。
例外2: 実証実験等の特例
実証実験目的で一定期間に限って使用できる特例制度があります。詳細は「海外製無線機器を日本で使う方法|技適の扱い」をご覧ください。
技適番号が不要な機器
すべての無線機器に技適が必要なわけではありません。
| 機器の種類 | 技適の要否 | 説明 |
|---|---|---|
| 有線のみで動作する機器 | 不要 | Wi-FiもBluetooth等の無線機能がない場合 |
| 法令で免許不要と定められた無線設備 | 必要(技適によって免許が不要になる) | Wi-Fi、Bluetooth等 |
| 免許局として申請する無線設備 | 証明ではなく申請での対応も可能 | 保証認定等の手続きがある |
よくある質問
Q. 中古品を購入した。技適を確認する方法は?
本体の表示を確認し、見つかった番号を総務省のデータベースで検索してください。中古品でも技適の有効性は変わりません。ただし、シールが貼り替えられている等の偽造の可能性がある場合は注意が必要です。
Q. 技適番号は何桁ですか?
技適番号の桁数は証明機関によって異なります。一般的に「機関コード3桁-番号6桁以上」の形式が多いですが、一定ではありません。
Q. 技適マークのない古い無線機は使えない?
免許局として申請することで使用できる場合があります。アマチュア無線機で技適マークがない場合は、JARD(日本アマチュア無線振興協会)等による保証認定を受けて開局申請する方法があります。
Q. Bluetoothイヤホンにも技適は必要?
はい、Bluetoothイヤホンにも技適(または工事設計認証)が必要です。日本向けに販売されている製品は通常取得済みですが、海外から個人輸入した場合は確認が必要です。
まとめ
技適番号の確認は、まず製品本体・パッケージを確認し、次に総務省のデータベースで検索するという手順で行います。
- 本体の裏面・底面・設定画面を確認する
- 総務省電波利用ホームページの技術基準適合証明等のデータベースで検索できる
- 番号が見つからない場合は、技適未取得の可能性を疑い使用前に確認が必要
- 技適なしの機器の日本での使用は電波法違反になる可能性がある
技適の制度全般については「技適マークとは?確認方法と技適なし機器の扱い」をご覧ください。